代表弁護士 浅野了一
小牧山は、愛知県小牧市のほぼ中央、市街地の西に位置し、標高85.9m、総面積約21haの小山で、尾張平野の中に孤高しており、頂上からは平野を一望に見渡すことができます。
車で名神高速道路を走っても、名古屋都市高速小牧線を走っても、小牧山が目につきます。
中高層建築のなかった第二次世界大戦前までは、愛知県西部の濃尾平野の『どこから見ても小牧山』が見えたのではないでしょうか。
『どこから見ても小牧山』は、今日、私がかねて小牧山に抱いていた思いから、思いついた造語です。
パソコンで検索してみたら、幸い同一語は見当たりませんでした。
小牧山は、地政学的には、極めて重要な地点と思うのですが、織田信長が1562年に小牧山城築城をする以前の歴史は、寺院などの宗教施設があったと思われる程度ではっきりとわかっていません。
これはとても不思議なことです。濃尾平野の中にあって濃尾平野を見渡せるのは小牧山だけなのです。濃尾平野を見渡せる小牧山に、織田信長の築城以前に城郭を築いた形跡がないのが「濃尾平野を見渡せる小牧山に何故築城して濃尾平野を見渡さなかったのか?」という疑問です。
代表弁護士 浅野了一
私がまだ30代半ばの頃、愛知県乙市の実家に子供と身を寄せているA女の離婚の依頼を受けました。
今思えば、その背後には、A女の父Cさんと、夫Bさんの母との確執があったのです。
子が1人おり、夫は調停段階から離婚を強く拒否していました。
今思えば、それは妻Aさんと子を思う気持ちであったと思うのです。
Bさんは、大手会社に勤務する会社員で全国転勤を繰り返しており、A女はBさんの父母と同居することはありませんでしたし、予定していませんでした。
これという法定離婚事由は見当たりませんでした。
しかし、完全に別居し、愛知県で再就職したA女と、全国転勤の職にあるBさんとは、将来的に同居する見込みは、ありませんでした。
調停不調後、1年の完全別居を経て、A女の訴訟代理人として、離婚訴訟を提起しました。
争点は、離婚の成否の1点のみでした。
提訴後1年半余りで離婚することで裁判上の和解が成立しました。
離婚後、A女の代理人として、離婚の際に協議が成立しなかった養育費の調停を申し立てました。
その調停手続の中で、間もなく、Bさんは、再婚し子を設けたことが判明しました。
少なからずA女はショックでした。
A女は自信に満ちていたのです。
自分がすがるBさんを見捨てたのだと…。
今思えば、BさんがA女を最後の場面で見切ったのでした。
夫婦2人がもっと話し合えば、意思を疎通できれば、修復でき、もしくはもともと不仲になることはなかった事案だったのではないかと。
今でも、残念な思いを持っています。
ところで、離婚事件も、『どこから見ても小牧山』のように、見渡せる、見通せるといいですが…。
離婚弁護士に求められる能力とは?
物事・社会・人・生きることに対する洞察力なのではないでしょうか。
春日井市の歴史について、Wikipediaより。
沿革
・1943年(昭和18年)6月1日
東春日井郡勝川町、鳥居松村、篠木村、鷹来村が合併し市制施行。
これは、陸軍造兵廠の鳥居松製作所、鷹来製造所、鷹来製造所西山分廠を効率的に運用するために実施された。
・1958年(昭和33年)1月1日
東春日井郡坂下町および高蔵寺町を編入。
・2001年(平成13年)4月1日
特例市に移行。
これだけでは、春日井の歴史はよくわかりませんでした。
調べましたら、春日井の歴史についてとてもわかりやすい記事がありましたので、引用します。
「かちがわ通信
春日井市勝川駅周辺発のまちづくり情報。思考力、想像力、感性・体力を駆使して地域の活性化に取り組もう
2012年8月25日 商店街の歴史地理」より、
『1900年(明治33年)に国鉄中央線が名古屋、多治見間に開業され、同時に勝川駅が開業された事はご存知だと思います。
それではこれ以前の春日井の商業の状況はといえば、ほとんどが農地で、下街道沿いに点在していた程度と春日井市史に書かれています。
従って、将にこの中央線の開業が春日井の商業の夜明けとも言えますが、勝川の場合は、明治初期に、それまであった春日井郡が二つに分割され、東春日井郡となり、その郡役所が現在の勝川4丁目あたりに設置されます。
しかし、中央線の開業に合わせて現在の勝川幼稚園の場所に移されますが、この郡役所を中心に自然に街が形成され、再開発前の町並みは昭和10年頃には整ったようです。
その後、戦前、戦中、戦後を通じて街は発展し、昭和40年代から50年代はじめに最盛期を迎えます。
その後、昭和52年の当時の春日井西武(現:リヴィン春日井)の開業から大型店との競合時代に突入。
相対的に市内の商店街が寂れていきますが、それでも勝川は柏井町のジャスコが出来るまでは、何とか維持することができました。
この理由は、どちらかと言えば勝川の消費者は名古屋に目が向いており、車が必要な市内の大型店より、JR、地下鉄で約30分で栄に行けますので、あまり影響はなかったのかも。
いわゆる川下理論かもしれません。』
かちがわ通信は、こちら
また、「川下理論」からすると春日井で離婚に悩んでいる皆様は、庄内川とJR中央線、名鉄小牧線の川下にあたる名古屋中心部にある名古屋総合法律事務所に相談に来られることと期待しております。
街を良く知るには、その街の歴史を知ることが大切です。
同じように、良くも悪くも夫婦を良く知る、測るには、その夫婦の歴史を知る、記録することと思います。
平成24年4月1日現在の春日井の人口と主な年齢別男女別人口は、次の通りです。
年齢 | 総数 | 男 | 女 |
---|---|---|---|
人 | 人 | 人 | |
総数 | 308,539 | 153,823 | 154,716 |
15~19 | 14,639 | 7,468 | 7,171 |
20~24 | 14,773 | 7,613 | 7,160 |
25~29 | 17,773 | 9,067 | 8,706 |
30~34 | 21,226 | 10,929 | 10,297 |
35~39 | 26,960 | 13,808 | 13,152 |
40~44 | 25,680 | 13,403 | 12,277 |
45~49 | 19,405 | 10,141 | 9,264 |
50~54 | 16,089 | 8,099 | 7,990 |
15歳未満 | 46,503 | 23,765 | 22,738 |
15~64歳 | 197,518 | 100,225 | 97,293 |
65歳以上 | 64,518 | 29,833 | 34,685 |
春日井市内の工場と大学の存在が人口男女比に影響していると思われます。
日本の人口男女比は、2011年時点で女性100に対して男性94.8でした。
日本の人口男女比で男性の割合が大きい(女性100に対する割合)のは、神奈川(100.6)、埼玉(100.5)、愛知(99.9)です。
愛知県は、全国的に見ても、男性の割合が3番目に高いのです。
「メスが少なく競争が激しい環境では、オスの寿命は短くなるという現象」についての研究があるそうです。
春日井市の人口では、生産年齢人口(15~64歳)での男女比は1.03、40~44歳、45~49歳、ともに1.09です。
20~24歳は1.06、25~29歳は1.04、30~34歳は1.06です。
中年の40歳代と、結婚適齢期の20~34歳はいずれも男性の割合が高く、「女性をめぐる競争」が激しいと思われます。
ちなみに春日井市より男性の割合が高いのは、豊田市、東海市、田原市、高浜市、碧南市、安城市、大府市、小牧市、岡崎市などトヨタ関連産業の影響力が強い市町村です。
春日井市の婚姻率は
平成22年 6.19
となっています。参考に、全国では5.50、愛知県全体では6.20となっています。
婚姻率とは、人口全体に対する結婚の発生頻度を表す指標で、年間婚姻届出件数を、その地域の人口で割ったものに1000を掛けた値のことを指します。
また、春日井の離婚率は
平成22年 2.01
となっています。全国では、1.99、愛知県では1.97となっています。
離婚率とは、人口全体に対する離婚の発生頻度を表す指標で、年間離婚届出件数を、その地域の人口で割ったものに1000を掛けた値のことを指します。
3組結婚すると、1組離婚するということです。
2組は離婚しないのですが、離婚しないことが必ずしも夫婦仲がうまく行ってるということではないと思います。3分法で離婚しない夫婦も3分の1は、夫婦仲が悪いと思います。すると、離婚したもしくは夫婦仲が悪い夫婦は、3組のうち、1組+2組×1/3=5/3組となり、3組の過半数となります。
夫婦がいつまでも仲良く生活することは、難しいことなのでしょう。
笠寺観音 おもかる地蔵
wikipedia より引用
笠覆寺(りゅうふくじ)は、愛知県名古屋市南区笠寺町にある真言宗智山派の寺院。山号は天林山。
一般には笠寺観音(かさでらかんのん)の通称で知られる。尾張四観音の一で、あわせてなごや七福神の恵比須を祀る。
歴史
寺伝によれば、天平5年(733年、一部の文書には天平8年-736年)、僧・善光(または禅光)が浜辺に打ち上げられた流木を以て十一面観音像を彫り、現在の南区粕畠町にその像を祀る天林山小松寺を建立したのが始まりであるという。
その後1世紀以上を経て堂宇は朽ち、観音像は雨露にさらされるがままになっていた。
笠寺観音公式サイト 天林山笠覆寺より引用
玉照姫ご夫妻と、縁を結んだ観音さま
玉照姫と藤原兼平(藤原基紀の子、875年-935年)
雨ざらしでびしょぬれだった観音さまを見て、自分がかぶっていた笠をかぶせた彼女は、京からやってきた青年貴族・藤原兼平(ふじわらのかねひら)公にみそめられ、長者の家で仕えていたところから、京に召され、兼平公と結ばれ、玉照姫(たまてるひめ)と呼ばれる事となった。
ご夫妻はそのめぐり合わせを深く観音様に感謝し、この地に大いなる堂を建て、そこに笠をかぶせた観音さまをおまつりし、笠をかぶった寺=笠覆寺(りゅうふくじ)と名付けたことから、笠寺の名の由来となった。
彼らの思いと、その良き縁を自らも結ぼうと、現在もこの笠寺観音におまつりされている、観音さまと、ご夫妻をお参りに来る人は絶える事がない。
笠寺観音
離婚するときには、戸籍の届出(離婚届)が必要となります。
届出をするときに、届出を持参した方の本人確認がされますので、運転免許証、パスポート、住基カード等の官公署発行の顔写真付きの証明書が必要となります。
窓口に届出を持ってくるのは代理人でも構いません。
代理人による届出や、窓口にみえた方が本人確認のできる書類をお持ちでないときは、虚偽の届出防止のため、本人宛に届出があったことの「お知らせ」が送付されます。
届出用紙 | 市役所及び出張所にあります。(用紙は全国共通です。) |
---|---|
届出効力 | 協議離婚は届出をした日が離婚日になります。 調停または裁判離婚は成立日または確定日が離婚日になります。 |
届出期間 | 調停または裁判離婚の場合は成立日または確定日から10日以内に届出することが必要です。 |
届出人 | 協議離婚は離婚する二人(二人の婚姻時の姓による署名と押印が必要) 調停または裁判離婚は申立人(裁判の申立人の婚姻時の姓による署名と押印が必要) |
届出先 | 夫または妻の本籍地または住所地の市区町村役場 |
必要なもの | 離婚届1通(証人として成人2人の署名と押印が必要です。ただし調停または裁判離婚の場合は証人は不要です。) 本籍が市外にある方は戸籍全部事項証明(戸籍謄本)、調停または裁判離婚の場合は、調停調書謄本または審判書(判決書)謄本・確定証明書 |
(春日井市のホームページでは、届出人欄に押した印鑑が必要と記載されていますが、正しくは訂正があったときに便利であるという意味であり、必ずしも必要ではありません。)
(注)離婚すると、婚姻のときに姓を変えた方は旧姓に戻ります。婚姻中の姓を使いたい方は別に戸籍法77条の2の届出が必要になります。
(注)離婚と同時に、住所を移すときは、別に転入・転出・転居などの手続きが必要になります。
(注)未成年の子がいるときは、親権者を決めて記入してください。
詳しくは、春日井市役所ホームページ 届出・証明・戸籍届出・離婚するとき(離婚届)を見てください。
配偶者が他方配偶者の署名を偽造して印鑑を無断で使い協議離婚届を作成して市町村役場に提出して、戸籍に協議離婚の記載をさせた場合は、どうなるのでしょうか?
刑事的には、私文書偽造罪(刑法第159条第1項)、偽造私文書行使罪(刑法第161条第1項)、公正証書原本不実記載罪(刑法第157条第1項)が成立します。
民事的には、署名を冒用された配偶者には離婚意思も届出意思もありませんので、家庭裁判所に離婚無効確認訴訟を提訴するか、家庭裁判所に調停申立して、無効確認の合意が成立し無効原因の有無について争いがないときは、その合意に相当する審判によることもできます。
しかしながら現実には、「無効原因」に関して双方から色んな主張が出されて、錯綜することが多いです。
(公正証書原本不実記載等)
第157条第1項 公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
(私文書偽造等)
第159条第1項 行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、3月以上5年以下の懲役に処する。
(偽造私分書等行使)
第161条第1項 前2条の文書又は図画を行使した者は、その文書若しくは図画を偽造し,若しくは変造し,又は虚偽の記載をした者と同一の刑に処する。
代表弁護士 浅野了一
先だって春日井市にある「春日井市道風記念館」に行ってきました。
春日井市松河戸は小野道風が産まれたという伝説があります。
春日井市役所には
「書のまち春日井」という旗が掲げられ、書道教育が盛んです。
他にも有名な書家を輩出している街です。
小野道風は中国の書の模倣から脱して、日本の風土や日本人の感性にあった書を創造し、和様の書を作りだした人物だと評されています。
春日井市道風記念館は、1階は書の展示となっており、2階は関連の図書がおいてあります。
書専門の美術館は全国的に少なく、書に興味のある方は訪れられる価値のあるところです。
道風グッズなど販売コーナーにはかわいいマグネットやピンバッチが販売されております。
代表弁護士 浅野了一
私は、数年前、春日井の離婚事件で、強い印象が残っている事件があります。
夫Aさんが恋愛をしてしまいました。一目ぼれです。
相手は未婚の女性Cさん。Aさんには、妻Bさんと2人の子がいました。
明確な離婚理由はありません。しいて言えば、決して夫婦仲はいいわけではなかったという位です。
むしろ、妻BさんはAさんと小規模商店を起こすことに協力して、夫に貢献していたのです。
Aさんの依頼を受け、協議離婚の交渉をしました。春日井に出かけてはBさんとそのご両親と離婚の交渉をして、大変難航しましたが協議離婚で話をまとめることができました。
相性が合う、合わないということは結婚生活で大きな割合を占めるのかなと思ったものです。
Aさんはその後Cさんにアタックして見事に射止めました。Cさんと結婚して子供にも恵まれ、幸せな家庭を築きました。しかし、Bさんとの間の子の長女とは、交流があり、Aさんのお店の仕事を手伝うなどしていますが、長男は、「理不尽な父親」を決して許しませんでした。絶縁したのです。長男の決意は固いです。二度とAさんと会わないでしょう。Aさんもとても辛いのですが、全てうまく行くことはないのです。
私が今まで様々なケースを見てきた経験上、父親の浮気・不貞について、娘、特に長女は父親に甘い所があります。しかし、父親と息子、特に長男は父親に意外と厳しく、往々にして激しく対立し、親子の仲が非常に悪いことがあります。
代表弁護士 浅野 了一
春日井市の人口は平成24年現在約30万人の方が住んでいます。
面積は92.71平方キロメートルです。書の街春日井、そして名古屋との行き来は車でも電車でもとても便利な街です。
代表弁護士 浅野 了一
春日井――私は名古屋市に住んでいますが、約50年前小学生高学年から、中学1年生の頃、自転車でよく春日井、高蔵寺、東谷山、定光寺に行きました。
南東から北東へ庄内川の北側に広がる春日井原、北に進むと丘陵地、そして山地になっていきます。
春日井は細長い地形という特色ある地域となっているのが、私の印象でした。
その後の春日井の発展はすごいもので、今では人口30万人の中核都市になっています。
弁護士法人名古屋総合法律事務所は、相続・離婚・債務整理・交通事故・企業法務(不動産を含む)の5分野に特化した法律事務所です。
私は、春日井の皆様の1人でも多くの方が、困りごとを抱えたとき、名古屋総合法律事務所を利用していただければ大変嬉しいです。
弁護士法人名古屋総合法律事務所理念と、3つのポイントです。
【事務所理念】
誠実である
真摯である
最善を尽くす
「3つのポイント」
1.チームワークの力・豊富な人材
―複数担当制による徹底した合議
2.より適正な価格
3.情報の保護
―完全個室相談ルーム
です。
春日井市玉野町南屋敷の庄内川・玉野橋にて
私たちは、市民と企業の皆さまに、より良い法的サービスをより適正な価格で満足していただけるように提供することに全力をあげます。
このようなこと、ありませんか?
モラルハラスメント (略してモラハラ) とは、精神的暴力、嫌がらせのことです。
殴ったり蹴ったりとういう身体的暴行が必ずしも行われるわけではありませんが、言葉や態度によって相手に精神的苦痛を与えるものです。
モラルハラスメントの被害を受けているにも関わらず、自分が被害者であるということに気づいていない方はとても多いです。
あなたの夫・妻はただ短気なだけでしょうか?もし、家庭の中で何をやっても責められ、言いたいことも言えず、とても苦しい思いをしているのだとしたら、
あなたが受けているのはモラハラかもしれません。
モラハラ加害者は、以下のような特徴があります。
加害者の特徴 | 被害者の特徴 |
---|---|
プライドを高めたい人・自己承認欲が強い人
→周りからどう見られているかを異常に気にします。一歩外に出れば、絵に描いた理想的な人物のように振舞うことが多いです。 |
自分に自信がなく、自己主張が苦手である
→自分の意思や感情を言葉で表現するのが下手な方ほど、相手に嫌われるのが怖くてつい自分の感情を押し殺し、相手の顔色を見ながら対応してしまいます。こうした行動が気づかぬうちに相手を「偉い人間」と錯覚させ、結果的にモラハラの要因になってしまします。 |
自分だけが正しく、他は間違っていると考える
→何をしても被害者を責め、「お前はだめな人間だ」と責めます。また、何をしても、何を言っても「お前が悪い」と言います。 |
常識に忠実で真面目である
→常識を気にしたり、まじめなタイプの方ほど、加害者の巧みな話術により、常識とは思えないような内容でも、相手が正しいと思い込まされてしまいます |
突然激怒する
→ちょっとしたことを言っただけなのに突然怒鳴られます。例えば、「働こうと思うんだけど・・・」と言っただけなのに、「俺の稼ぎが少ないって言うのか!」などと怒鳴られたりします。しかし、また別の日には、「お前は何もしていない。誰が養っていると思っているんだ!」などと怒鳴られたりするのです。 |
我慢強い
→モラハラ被害者の方は「自分が我慢すればいい」とがんばってしまいます。モラハラ加害者は、普段やさしい態度を取っていても、突然豹変してモラハラを振りかざします。そのためモラハラ被害者は、相手の機嫌を損ねないようについ我慢してしまいがちです。 |
モラハラは、
他人からは見えず、理解されづらいものです。
被害者は怪我をしているわけでもなく、加害者は家を出ればいたってまともな人であるため、離婚の裁判になってもなかなか裁判官に分かってもらえないこともあります。
しかし、モラハラは被害者に自信を喪失させ、心を痛めつけ、時には自殺にまで追い込むことさえあります。
もし、あなたがモラハラ被害者であるならば、
加害者の行動をメモしたり、加害者の言葉を録音に残したり、何かしらの証拠を残すことが有効です。
ただ、これは
「証拠を作るまで逃げてはいけない」ということでは決してありません。
証拠を取るために我慢をして、傷つくことの方がよっぽど辛く悲しいことです。
モラハラ加害者に
モラハラをやめさせることはとても難しいのが現実です。
モラハラ加害者が話し合いに応ずることはありませんし、自分の非を認めることはありません。
中途半端に話し合いを持ちかけたりすれば、かえってモラハラをエスカレートさせる危険さえあります。
まずは、
別居をするなどして、距離をとることをお勧めします。
モラハラ被害者の方の多くは、自信を失くし、加害者に対する恐怖心を持っています。そのため、相手に離婚を切り出すこと自体、とても難しい状況です。
もし、離婚を切り出せたとしても、モラハラ加害者は素直に聞き入れてくれないでしょう。
そのような事態を打開するために、
弁護士に代理交渉を委任するのも一つの手です。過去には、以下のような判例があります。
結婚した直後から被告の暴言が始まり、結婚17年目から暴言が連日のように繰り返されるようになった。その後、食事、寝室も別になり、原告は家庭内で孤立し、子供たちと話もできないほど疎外された。
また被告は、原告の母に対しても虐待的扱いや暴言を吐いていた。
このようなことから裁判所は、婚姻を継続しがたい重大な事由があると判断し、離婚が認容された。(判タ528号290頁)
控訴人は、被控訴人と18年に渡り、穏やかな結婚生活を送ってきた。しかし控訴人が病気がちになり、かつてのような生活力を失い、収入が減少したところ、被控訴人は日常生活の上で控訴人のさまざまな形で軽んじるようになった上、先妻の位牌を無断で親戚に送りつけたり、控訴人の思い出の品々を勝手に焼却処分したことなどから、控訴人は別居を開始した。このようなことから裁判所は、このような行為は控訴人の人生に対する配慮を欠いた行為であって、控訴人の心情を深く傷つけるものであったこと、その精神的打撃を被控訴人が理解しようとしなかったことなどを鑑み、控訴人と被控訴人との間には婚姻を継続しがたい重大な事由があると認めた。(家裁月報第62巻第4号)
モラハラは、言葉の暴力の一種ですから、肉体的暴力のように目に見える形での証拠を残すことが難しいです。また、言葉の暴力と単なる夫婦間の口論の線引きは非常に難しいため、モラハラ夫の具体的な行動についてしっかりと証拠を残すことが後々の離婚問題の迅速な解決につながります。
具体的には、モラハラ夫からの罵詈雑言、侮辱の内容を示すメール、実際にモラハラに当たる言葉を発している録音データなどがあるとよいでしょう。それ以外には日記などこまめに詳細かつ具体的に夫のモラハラ行為を記録化することでもよいでしょう。
話し合いや裁判において証拠がなければお互いの水掛け論で終わり、最悪、離婚することができないこともあるのです。
また、家庭内のモラハラは、外部の目に触れないところで繰り広げられるため、1人で問題を抱え悩み続けてしまうリスクがあります。ときには被害者の心に深刻なダメージを残し、精神疾患を生じさせる危険すらあります。
当事務所では、モラルハラスメントに関するご相談を多数うかがっております。
我慢せずに
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蟹江町 飛島村),一宮市,稲沢市,犬山市,江南市,岩倉市,丹羽郡(大口町 扶桑町),半田市,常滑市,東海市,大府市,知多市,知多郡(阿久比町 東浦町 南知多町 美浜町 武豊町))
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東栄町 豊根村))
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