なれない家事を手伝うより、
感謝の言葉を言ったほうが良い場合がある。

なれない家事を手伝っても、パートナーとはやり方が違ったりして、それが行き違いの原因になっているのかもしれませんね。まずは、パートナーのやっていることをじっと観察して、それに対する感謝の気持ちを言葉にするところから始めてみてはいかがでしょうか。たとえ家事育児を手伝えなくても、その大変さを理解し言葉にすることで、パートナーの心はぐっと和らぐと思いますよ。

まずは謝ること。
その後は言葉を選びつつ、慎重に話をしてみて。

自分の正しさを主張して、話が平行線になってはいませんか？まずは傷つけてしまったことは事実なのですから、「傷つけてゴメン！」と謝って、妻の気持ちを和らげましょう。言い方が悪ければたとえ正しいことを言ったとしても伝わりませんから、謝った上で再度慎重に自分の気持ちを説明してみましょう。

愚痴を言う・聞くこと
について実は男女差があることを知ろう。

実は女性と違って、男性の脳は、いっぺんにいろいろなことを考えて処理できるようになっておらず、仕事のことを引きずってしまうものなのです、夫にこのような制限をかけると、結局どっちつかずでイライラしてしまうことも多いですから、家庭は安らげない場所になってしまいます。「お互い様」の気持ちでまずは夫の話を聞いてみてはいかがでしょうか？案外面白いかもしれませんよ。

パートナーの話を腰を折らずに、全部聞いてみよう。

もしかして、話を聞いている最中に、合いの手のつもりで、「あなたの我慢が足りない」とか自分の意見を言ったりしていませんか？それが「自分の話を聞いてくれていない！」と思われている原因かもしれません。まずは、ただ耳を傾けてよく聞いてみましょう。

「自分で決め、最終判断は夫（でも結論は誘導）」
を実践してみて。

このお悩みの解決には、コツがあります。それは、「最終的な決断だけは夫に委ねること。」あらかじめ自分で決めておいて、夫がそちらを選ぶように仕向けるのです。例えば晩御飯のおかずを決める時、「今日の晩御飯、焼肉でも手巻き寿司でもどっちでもいいんだけど、お刺身は今日はあんまり安くないみたい。もちろん、手巻き寿司でもいいのよ。
でも、牛肉は1割引きのクーポンがあって今日しか使えないのね…あ、私どっちでもいいから、あなたが食べたい方にして。」というように誘導するのです。夫に最終的な決断をゆだねることにもなるので、責任感を持たせることもできます。実践してみてくださいね。

「夫婦はもともと他人同士である」ことを思い出す。

夫婦になった途端、何を言っても許されるとカン違いしている人がたくさんいますが、夫婦だってもともとは他人。お互い受け入れがたい意見もあるでしょう。自分の意見を言うだけではない、やみくもに相手を傷つけることは言わず、自分とパートナーとの違いを受け入れるところから始めましょう。結婚しても、お互いを尊重することを忘れないようにしたいものですね。

会話は「量より質」を心がける。

実際の会話が少なくても、夫婦間で心を通わせることって実はできるんです。夫婦の会話は、量よりも質が大事。そして質の良い会話とは、相手を傷つけることのなく、前向きになれる会話です。相手を褒める言葉やねぎらう言葉は会話に入れていくことは大切です。たとえ会話する時間は少なくても、前向きな言葉や嬉しい言葉をかけてくれるパートナーがいれば、それだけで十分励みになるはずです。

自分の友人・知人と過ごす時間も大切に。

今は核家族が当たり前ですから、結婚すれば夫婦だけ、または夫婦と子どもだけの生活になりがちです。ですが、結婚して何年もうまくいっている夫婦の共通点として、実は夫婦共に友人や知人が多い・・・ということをご存知でしょうか。仲良し夫婦というのは、いつも二人だけで一緒にいる夫婦ではありません。本当の仲良し夫婦は、夫婦や家族で一緒に過ごす時間と同じように、他の友人たちと過ごす時間も大事にしているのです。

勇気を出して交友関係を広げてみて。

「交友関係が広がれば浮気するのでは？」と心配し、パートナーにはなるべく外部と接触してほしくないという人もいるでしょう。けれど、それは自分が成長するのを放棄していることになってしまうのです。あなたのパートナーは、たくさんいる異性の中から自分が一番だと選んでくれた相手です。パートナーを縛り付けるよりも、パートナーにとって常に一番でいられるよう魅力的な自分になれるよう外に目を向けてみませんか。パートナーがいるおかげで、自分ももっとレベルアップすることができる！と考え方をちょっとだけ変えてみましょう。

心から分かり合えなくても、挨拶とお礼だけは心がけて。

結婚は当事者だけのことと思っていたのに、結婚後は意外に実家とのかかわりが多かったということはよくありますね。親戚づきあいが煩わしいと感じることもあるでしょう。けれど、今は親と同居するケースは少ないですから、常に一緒にいないといけないわけではありません。親戚づきあいに関しては、日頃のちょっとした挨拶や気遣いの言葉で、円滑な関係が維持できることがほとんどです。そういったところを怠りなくやっておくことが、のちに大きくプラスに働くこともあるので、挨拶やお礼については心にとめておきましょう。

結婚当初の初心を思い出して、
モヤモヤが解消できるか、考える。

自分ばっかり「やってあげてる」という気持ちが募ってモヤモヤする……。そんな時は結婚当初の気持ちを思い出すと良いかもしれません。「ずっと一緒にいたい！」という気持ちの他に、「この人と支えあって生きていきたい」という気持ちがありませんでしたか？パートナーもおそらくそう思って結婚したはずです。となれば、結婚とは、大好き！の気持ちも、お互いを支え合おうという意思も大事になってきます。自分がどのくらいパートナーを支えてきたか、それが十分だったか、初心と現在を比べて考えてみてはいかがでしょうか？そのうえでまだ何か「やってあげたい」気持ちが残っていれば、それで十分夫婦としてやっていけると思います。

「急がば回れ」。パートナーとの信頼関係を築ければ、
不満も聞いてもらいやすい。

人間関係において、誰かの要求を素直に聞こうと思うのは、その相手が正しいことを言っているときでしょうか？いえいえ、そんなことはないですね。人は、他人が「正しいこと」を言っているから耳を傾けるのではなく、「この人の言うことだったら聞こう」と思う信頼関係がある相手が言っていることだから耳を傾けるのです。信頼関係を築くには、まず悪いところも含めて、パートナーの全てを受け入れる努力をしてみましょう。難しいことではありますが、悪いところを受け入れることで、夫婦の間に信頼関係がうまれます。信頼関係があれば、お互いの言うことに耳を傾けることができますから、不満の押し付け合いからケンカになるようなこともなくなっていくでしょう。