わが国において乳がんが著しく増加し、いま日本女性の16人に1人がかかるといわれています。毎年約5万人が乳がんに罹患し、約1万人が死亡しています。働き盛りである30歳から64歳女性のがん死亡原因の第1位になっています。
約8人に1人が乳がんにかかる欧米では、乳がん死亡率を減少させるために、市民、各種団体、企業、行政、政治が様々な運動や施策を行っていました。その結果、早期に発見される乳がんが増え、乳がん死亡率が低下しはじめています。
日本における乳がんの検診率は、20.3%(40歳以上 2007年)と大きく低いうえに、マンモグラフィの受診率は、5.6%で米国72.5%、仏88.5%、スウェーデン83.6%と大きく開きがあり、先進国と言われている経済協力開発機構(OECD)加盟国25カ国中最も低い、しかも著しく低い受診率となっています(2008年)。
ピンクリボン運動は、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進し、乳がん死亡率を減少させることを目的とする啓発キャンペーンです。
この数年間で、ピンクリボン運動は広く知られる運動に育ち、この運動の成果により近い将来乳がんの検診率も次第に高まって行くことを期待しております。
一方で、私は、今後「乳がん検診の品質」が重要な課題となって行くと思っています。画像診断装置のデジタル化は「検診の品質」の質的向上をもたらしました画期的な進歩です。さらに今後、コンピューターソフトの開発により、医師、技師の人間の目ではなくコンピューターソフトによる自動画像診断ができるようになると、現在相当数あると思われる医師、技師の「検診における『初期症状』の見落し」がなくなり、多くの生命が救われます。
乳がんの早期発見・早期治療の目的で乳がんの『初期症状』の早期発見を願って定期健診を受けたのに、医師・技師なら誰でも画像診断で容易に見つけることができる『進行したがん症状』を見て乳がんと診断し、『初期症状』を見落していたのでは、検診を受ける人にとっては、とても悲しいことであります。
画像診断の品質基準の向上のため、専門医、専門技師の教育とデジタル画像のデータの開示・本人への交付が求められます。
医師、弁護士だけでなく、どの職業においても100%の人がまじめで職業人として最善をつくす姿勢、向上心を持っていることはありません。
私は、経験的に3分の1は良い。3分の1は問題。3分の1は普通という「3分法」を体得しております。
弁護士を職としています私にとっても、耳の痛い事ではありますが、医師も弁護士も、3分の1は職業人として最善をつくす姿勢を持ち努力していると思いますが、医師としての弁護士としての高い倫理観と見識をもっているか疑われる人もいるのです。
ピンクリボン運動が推進している先にある問題を指摘することは、職業人としての私たち弁護士に対する社会の批判を知ることでもあります。
デジタル画像の倍率を使い拡大しいろんな角度からの画像を精査する「専門医」とそのままの状態で見て診断し、「大丈夫です。また来年検査に来て下さい」と言って終る「専門医」があるように、文献を調べることなく事件処理する「弁護士」と、文献を調べさらに問題点とその対処法を深めて事件処理する「弁護士」の姿勢の差の何と著しいことかと思うのです。
備考
米国では、
1.連邦議会で「マンモグラフィ品質基準法」が制定されて、品質基準の重要性が浸透しています。
2.視触診と画像センターは別の検査機関でされています。これは、二重チェックの機能を果たすことになります。
3.検診を受ける側も医師・技師など医療機関への「監視」をする必要があることが認識されています。
私は、職業奉仕とは、職業を通じて社会に貢献する活動であると考えております。
私が、2009-10年度職業奉仕委員長をしています名古屋栄ロータリークラブでは、2010年3月15日(月)の例会を、会員の岩井文男氏が経営されている株式会社岩井文男美容室を訪問する職場例会としました。
私は、年1回行われています職場例会は、会員の職場を訪問し、会員の職業奉仕に対する見識を直接、クラブ会員皆が現場で学ぶ機会にしたかったのです。「産業のサービス化」からしてサービス業を営む会員の職場を対象として選考しました。
当日レイエレガンス松坂屋外の美容室でヘッドスパなどの体験、複数の美容室の見学の体験・見学コースの設定もありました。
午後6時の例会は、岩井美容室の「BUNスタジオ」にて、同美容室のスタッフによるクラブ会員のヘアカットの実演と男性の身だしなみについてのビューティートークがありました。
例会後の懇親会は、「café & bar PERMS」で行われました。
美容室に入るのが初めての会員もありましたが、他の職場の現場をみて、同じクラブの会員が職業を通して、社会に貢献し奉仕する職業の営み、その哲学の一部でも学ぶことができ有益でした。
現在 栄総合法律事務所は、弁護士3名とスタッフ数名体制です。
私はできるだけランチを弁護士3名でとるようにしております。
また、年に数回はスタッフと食事をするようにしております。
意思の疎通をはかるためです。これは、若い弁護士・スタッフの人達の協力を得たいからです。
法律事務所の扱い分野が幅広くなり、かつ各分野が深くなっているため、法律事務所内のみならず他の職種を含めて多くの人の協力を得なければ何もできない社会になっています。その傾向はこれからもますます進んで行きます。
これからも、一層 弁護士・スタッフのみならず他の職種の人達との協働に努めていくつもりです。
当事務所は、昨年弁護士3名体制となりました。共同化と専門化を推進し、弁護士スタッフが一丸となって切磋琢磨して、各人の能力とともに組織としての能力を高め、より良い法的サービスの提供を目指します。
今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
平成22年元旦
栄 総 合 法 律 事 務 所
弁 護 士 浅 野 了 一
弁 護 士 馬 場 陽
弁 護 士 吉 浦 勝 正
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